銀河の果てにも華の僑 ~ 凛@柏たなか

つくばエクスプレスに乗ったことはありますか。
茨城ってどこよ、という距離感だった人も、乗ったら分かるその近さ。
渋谷から横浜に行く東急東横線のような感じ。

さて、そのつくばエクスプレス。
街が出来る前に路線が開通したような駅もある。

こちらはそんな柏たなか駅。
何も無い。
な に も な い。

駅のロータリーにクルマを停めて、秋葉原へ出勤しても大丈夫なんじゃない?
というくらい何も無い。

そのロータリーから横を向くと、マンションの一階にこんなイルミネーションが。
中国家庭料理「凛」

出張で中華離れしていて、こんな銀河鉄道999さえ行かぬ銀河の果てのようなウスラ寂しい駅前に、紅いオアシス発見。
即入国。

なにやら創作中華系の模様。
菜譜のフォントは山下町各店にあるような中国フォントではなく、日本のお洒落ラーメン店のような感じ。

とりあえず皮蛋で呼吸を整える。
やはり土地柄頼む人は少ないのか、少々刻み立ての香りが残っていたけれど、見た目通り丁寧にこしらえてあった。

そして水餃。
軽くご飯代わりにと思ったら。
ドンッ。
大きな石鍋にグツグツと湧く韮・もやしタップリの玉子スープ。
その中に大ぶりな餃子が5個。
スープはたっぷり酢と胡椒が入っていて酸っぱ辛い珍しい味付けで美味しい。

そしてもう一品。
「あれ」
という名のこの料理が、こちらのオススメメニューらしい。

どんなものかと思ったら、またもや激しい音を立てて石鍋が登場。
やってしまった、、
ジャージャーと油煮えたぎる器にステーキ屋のように中国味噌タレを注ぎ、即座に80cm程ある巨大なミルで胡椒を掛け回してくれる。
具は揚げ餅、チーズ、きのこ、その他肉たくさん、野菜たくさん。油たくさん。
モーレツに食べきれない量だったけれど、なんとかこなす。

後日再訪。
カウンター席にはこんな飾り。
細いロープで絵や字を書いている。

頼んだのはマーボーかけご飯@650円。
食べきりサイズにて男性は大盛り+200円をオススメ、と書かれていたけれど、今日はヘマをしない。
出てきたらほら、丁度良いサイズ。
これはおいしかった。
キチンと四川なお味。

厨房が奥なので様子は伺えなかったけれど、親父さんと息子さんが鍋を振っている模様。
界隈に数少ない純正中華料理のお店。

この界隈にやっと避難先が見つかった。

コメント

酔華 さんのコメント…
「あれ」っていうメニューが笑えます。
管理人:ふ゛り さんの投稿…
■酔華さん
「あれ」は揚げ餅(市販の切り餅を揚げたのだと思います)が4枚!も入っていて、普通に一食分でした。

こういうネーミングもセンスですよね。
普通に中国語で書いても生煎包の話しではありませんが、読めませんものね。

新錦江なんて行っても、番号でしか注文できません。
maruto082 さんのコメント…
「ナニ」ってメニューなら 悩んでしまいそうですw

出張先で見つけた 良い店って・・・至福の時間ですよね。

二度目がないかもしれないだけに・・・
管理人:ふ゛り さんの投稿…
■maruto082 さん
marutoさんの行くスナックだとかにはありそうですが(笑。
たけ さんのコメント…
以前は正式な名称で売っていて、常連が面倒で「あれ」お願いとか言うからお店も面倒なので「あれ」にしたとか?

柏たなかもかなりなもんですが、我が相鉄のゆめがおかには勝てませんね、辺鄙ぶりが(笑)
管理人:ふ゛り さんの投稿…
■たけ さん
ゆめが丘ってこんな駅でしたか。
近くできるであろう、相鉄新線の羽沢駅もこうなりそうな気がします。