2010年ディスク大賞@SOUL OVER THE RACE VOL.1 ~ Disc of the year

今年もLP・CDたくさん買いました。
あちこちのレコード屋さん。
通販もお決まりのAmazon.co.jpだけでなく.comや.co.uk、.frを使うと国内には無いものがまだまだ豊富。

さて、今年一番のお気に入り。
我が故郷。下北沢のSOUL BAR、LITTLE SOUL CAFEのマスターが推薦していた
「SOUL OVER THE RACE VOL.1」
というSOULの名曲のカバーアルバム、これ!
リリースからふた足ほど遅れて購入してびっくり。

コンセプトは角松敏生のVOCALANDにも少し似た、隠れた実力派アーティストを極上企画で磨き上げるという。

VOCALANDを聴いた時にも感じたのだけれど、こういう企画に抜擢され二段飛びで表に出ることになるアーティスト達の気合とテンションがビンビンと感じられて、アルバム全体にピンピンとした活きの良さが出ている。

中でも一番のお気に入りは
4. Caught Up In The Rapture - SAK.
ボーカルをとっているSAK.さんの歌声がとても好み。
きれいな英語の節回しは調律完璧な楽器の音のよう。

原曲のAnita Bakerのアルバムは、当時石川町/元町のTOWERでLPを買い、とても気に入って聴いていた1枚。
あの頃の元町TOWERには、とびきりオシャレな姉さんがたくさんブラックミュージックのLPを買いに来ていて、皆SAK.さんのジャケ写のようなカッコいい人ばかりだった。


そんなセピア色の郷愁をもう一度着色してくれたこのアルバムは、全曲原曲を程よいツボにアレンジされていて、リスナーのイマジネーションを上手に原曲と本曲の間に行き来させてくれる。

そして録音もとても良い。
クラブ系のブーミーな低音や過剰なコンプの使用は全く無く、Dレンジもfレンジも広くハイスピードで、何より「音色」が良い。
そんな音質がテンションのあるボーカルにとても合っている。
好録音でついつい再生音量も上がりがち。

そして12月のある日。
SAK.さんのイベントがあることを知り、生声を聴きにうかがう。
ライブのパフォーマンスは、盤面と同じように完璧。

そして曲間のトークは、、
ジャケ写と歌のハードなイメージとは打って変わって、ご本人はほんわかしたかわいいお嬢さん。
※特別にご本人の承諾を頂き掲載しております
X'mas前のとてもとても暖かなライブ。
なのに歌い出せばやはりエモーショナルなアンコールまで。

この企画、次回Vol.2も是非期待。
しかもパッケージメディア、CDで。
だってDL販売だとサイン貰えないじゃない。

コメント

うろ さんのコメント…
ライブに行く醍醐味ですな。

サイン頂戴!!攻撃

CDの作成に参加もしていない方にサインを求める時には、気を遣います。(^^ゞ
管理人:ふ゛り さんの投稿…
■うろ さん
小さな箱だとサインをお願いしやすいですよね。
複数回足を運ぶ際にはCDはダブっても買います。
私なりのミュージックチャージです。
BDR529 さんの投稿…
エ〜! ふ”りさんて下北出身なんですか?
私、池小&富士中ですよ!
管理人:ふ゛り さんの投稿…
■BDR529 さん
下北というと青森のようですな(笑。
いやいや、親の実家が代沢5丁目だったので、しょっちゅう行っていただけで、住んではいません。

横浜の端って文化臭が何もしない造成宅地のような場所が多くて、幼少時は横浜駅、関内、石川町周辺へ殆ど行った事が無く、その頃の「街」というと下北でした。

駅回り、無粋な再開発が行われないと良いのですが。